創業者 山口喜久二(1943-2022)の紹介
創業のきっかけ
1966年 創業者の父親が重い肝臓病を患い、医師から余命3か月と宣告された時に、知人からローヤルゼリーというものを知り、藁をもすがる思いで父に与え続けたところ、昏睡状態から目を覚まし、その後、医師も驚くほどの回復をみせ入院から三か月で退院できるまでになったという『奇跡』が創業のはじまりでした。
目の当たりにした奇跡的な体験を一人でも多くの人に知ってほしい・・・・。
それからローヤルゼリーの研究に没頭し、全国を周ってローヤルゼリーの普及に生涯を賭け、ジャパンローヤルゼリーがスタートしたのです。
天空の大蜜源との出会い
創業より国内産のローヤルゼリーを使用してきましたが、高度経済成長が進み、養蜂業は徐々に衰退し、国内での生産は壊滅状態になるだろうと予測される中、中国でも東北部に位置する標高3000m級の高地で自然環境の整った台地にその蜜源があるという情報を聞き、自ら中国へ渡航し、まさに天空の大蜜源と出会いました。そこは中国青海省門源回族自治県、標⾼3,200mの広大な大地一面に菜の花が咲き乱れる⼤蜜源でした。1993年からはこの中国青海省門源回族自治県において、ミツバチにストレスを与えない独自の養蜂技術(のちに「山口喜久二式自然養蜂」と呼ぶ)を導入した結果、中国でも優れた品質のローヤルゼリーを生産することができ、確かな原料を供給することが可能となりました。
その後、中国養蜂への献身的な指導と貢献が認められ、2000年には中国国立雲南農業大学蜂学部の客員教授となり、2002年には同大学内に「山口喜久二ローヤルゼリー科学研究室」が設立されました。また蜂学部の学生に対する奨学金制度を導入し、未来のミツバチ研究家の育成にも尽力を注ぎました。
2022年 永眠
以下の要職を歴任
- ・財団法人世界少年野球推進財団 役員(1992~2022)
- ・財団法人日本健康・栄養食品協会 理事(1996~2019)
- ・中国国立雲南農業大学 蜂学部 客員教授(2000~2022)
- ・中国蜂産品協会 顧問(2003~2022)
- ・東北福祉大学 特任教授(2013~2019)
- ・宮城学院女子大学 教授(2019~2022)
研究活動と成果
- 2004年
- 中国雲南農業大学学報 Vol.19 No.3 (学術論文)
- 2004年
- 中国雲南農業大学学報 Vol.19 No.4 (学術論文)
- 2007年
- 第16回日本臨床化学会北海道支部総会 (学会発表)
- 2008年
- 第62回日本栄養・食糧学会大会(学会発表)
- 2008年
- バイオメディカルリサーチ Vol.19 No.2 (学術論文)
- 2008年
- アジア養蜂研究協会大会(学会発表・基調講演)
- 2009年
- ループス(学術論文)
- 2009年
- プロテオミクス(学術論文)
- 2009年
- フードケミストリー(学術論文)
- 2009年
- 応用薬理 2009年76巻1/2号(学術論文)
- 2010年
- バイオメディカルリサーチ(学術論文)
- 2010年
- アピメディカ&アピクオリティ(学会発表)
- 2010年
- アジア養蜂研究大会(AAA会議/学会発表・座長)
- 2011年
- 第二回日中大学フェア&フォーラム(講演)
- 2011年
- Journal of Pharmacological Sciences.,116(学術論文)
- 2012年
- Food Sci.Technol.Res.,18(学術論文)
- 2012年
- 応用薬理 2012年82巻1/2号(学術論文)
- 2012年
- 応用薬理 2012年83巻3/4号特別掲載(学術論文)
- 2013年
- スロバキア養蜂協会(SAS)よりJuraj Fandly賞を受賞
- 2014年
- Canadian Journal of Physiology and Pharmacology(学術論文)
- 2014年
- バイオメディカルリサーチ(学術論文)
- 2015年
- 第44回アピモンディア(学会発表)
- 2016年
- 第20回自然医学界交際大会(スロバキア/特別講演)
- 2017年
- 東北福祉大学ミツバチ科学寄付講座 開設
- 2018年
- Journal of Function Foods(学術論文)
- 2018年
- 雲南農業大学動物科学技術学院より「栄誉証書」受賞
- 2019年
- 中国蜂産品協会より「30周年特別貢献賞」受賞